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牧野記念庭園記念館で「植物標本」展-収集活動・標本作成の様子も

牧野富太郎博士 高尾山で植物採集している様子(1933年)

牧野富太郎博士 高尾山で植物採集している様子(1933年)

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 牧野記念庭園記念館(練馬区東大泉6)で7月27日より、資料展「牧野富太郎の植物標本」が開催される。

牧野博士が採集したガクウツギ(1931年)

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 世界的な植物学者で、「日本の植物学の父」と呼ばれた牧野富太郎博士が各地で採集し、一つ一つ丁寧に作成した植物標本は生涯で40万点に上るとされており、現在も貴重な研究資料として保存・活用されている。

 同展では成東(千葉県)、日光(栃木県)、真鶴(神奈川県)での採集エピソードを植物標本と解説パネルで紹介するとともに、東京都立大学(現首都大学東京)牧野標本館より寄贈された植物標本約30点を展示し、牧野博士の採集活動と標本作成の様子を紹介する。

 植物学者・牧野富太郎は、その生涯に 1500 種類もの植物に学名を与え、40万点に上る植物標本を作成している。

 同園は牧野博士が1926(大正15)年から94歳で亡くなる1957(昭和32)年まで居住し、自らが採取してきた植物を植え、「我が植物園」として愛した住居跡を整備した庭園。死後、この植物学ゆかりの聖地を広く一般に開放し、牧野博士の偉業を末永く後世に伝えようと、区が1958(昭和33)年に開園した。園内には300種類以上の草木類が植栽されており、スエコザサ、センダイヤ(サクラ)、ヘラノキなど、大変珍しく学問的にも貴重な植物も多数見ることができる。

 開館時間は9時~17時。火曜休館(祝日の場合は翌平日休館)。入館無料。9月8日まで。

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