食べる

人気の「練馬金子ゴールデンビール」、数量限定で再販開始

苦味を抑え、ほんのり甘みのある「練馬金子ゴールデンビール」

苦味を抑え、ほんのり甘みのある「練馬金子ゴールデンビール」

  • 0

  •  

 JA東京あおばは4月7日、練馬産のビール麦「金子ゴールデン」で製造された「練馬金子ゴールデンビール」を発売した。製造は石川酒造(東京都福生市)。

ラベルには篤農家・金子丑五郎の写真を使う

[広告]

 昨年5月に初めて販売した同ビールは話題性と生産量の少なさから即日完売に。その後7月、10月に再販するも、約1週間で完売する人気商品となった。4回目となる今回は約4000本を販売する。

 「金子ゴールデン」は1900(明治33)年、現在の練馬区豊玉南で篤農家・金子丑五郎(うしごろう)によって国産初のビール麦として育成された。倒れにくく少量の肥料でも生育が良いことから、一時は関東一円で栽培されたが、醸造に時間がかかるなどの理由で次第に栽培されなくなった。

 JA東京あおばは2003年、「地元練馬でこの麦を復活しビールを造ろう」と区内農家と生産・地ビール化の取り組みを始めた。同区も、新しい練馬ブランドの農産物を目指し、この取り組みを支援している。

 同ビールは、ペールエールをベースとし、シャンパンと同様に瓶内二次発酵を行ったビールで、「3~5年後には香味のピークを迎え熟した果実のような味わいが楽しめる」のが特徴。一般的なビールに比べ製造に日数が多くかかり、「大量生産には向かない」という。

 内容量は330ミリリットルで、価格は580円。石神井ファーマーズセンター(石神井台1)、こぐれ村(大泉学園町2)、総合園芸センターふれあいの里(桜台3)、ファーマーズショップにりん草(高島平3)、練馬地区振興センター(春日町1)で扱う。「すでに在庫が少なくなっている直売所もあり、来週には完売するのでは」とJA東京あおば担当者。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース