
貧困家庭の学生に対する独自の就学・生活サポート奨学金制度「Spice Factory EDGE Scholarship」
デジタル・トランスフォーメーションを支援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介、以下「当社」 )は、フィリピンの現地法人を通じて、貧困家庭の学生に対する独自の就学・生活サポート奨学金制度「Spice Factory EDGE Scholarship(スパイスファクトリー エッジ スカラーシップ )」を2023年より運営しています。
2026年6月には、支援学生1名が大学を卒業し、2026年10月時点では、合計4名の学生の支援を継続しています。
本制度は、2023年のフィリピン現地法人設立に先立ち、拠点を置く地域の社会課題と向き合うなかで、経済的な理由により大学への就学が困難な学生を支援する仕組みとしてスタートしました。支援団体などを介さず、学生一人ひとりと直接コミュニケーションを取りながら、就学や生活に必要な費用を継続的に支援しています。
当社が掲げるビジョン「希望の循環」には、次世代のより良い未来につながる具体的な仕組みを社会に実装し、事業の成長と社会課題の解決を両立していくという意思があります。
その実践のひとつが、2022年に創設した、前事業年度の当期純利益の3%を社会貢献活動費として充当する「ハチドリプロジェクト」です。本プロジェクトでは、地域や社会が抱える課題の解決に継続的に取り組んでおり、Spice Factory EDGE Scholarshipもその活動の一環として実施しています。
学ぶ機会を将来の選択肢へとつなぎ、一人ひとりの成長が、やがて地域や社会に新たな希望を生み出していく。こうした「希望の循環」を広げながら、「経済的成長と社会課題解決の両立ができる持続可能な社会」の実現に向け、今後も地域の人々とつながり、事業の成長とともに社会へ貢献する取り組みを続けてまいります。

就学・生活サポート制度の流れ
-
現地社員5名の雇用につき1名の学生の支援を継続-
大学で勉強したくても経済的に困難な貧困家庭の子どもを対象に、大学入学から卒業までの4年間、就学・生活にかかる費用について支援を実施-
支援対象者には月に1度、学業や生活の近況報告などをヒアリングをしながら、支援を受けた学生に直接奨学金を渡しています
関連情報:
なぜ、私たちは“希望の循環”を描くのか。― スパイスファクトリー、“次の10年”の選択
9月19日~9月27日は「GLOBAL GOALS WEEK」スパイスファクトリーのサステナビリティ活動報告
10月17日 国際貧困撲滅デー(International Day for the Eradication of Poverty)独自の就学・生活サポート奨学金制度でフィリピンの学生5名を支援

ブライスさん【大学4年生】
ブライスさん【大学4年生】
- Dean's List(※1)に選出
- TOPCIT(※2) Level 2を取得
- コンピューター関連学部のイベント「CCS Days」で行われたUI/UXコンテストで優勝
- キャンパス対抗のUI/UXコンテストで2位を獲得
- ハッカソン形式のコンテストでファイナリストに選出
- 国際UI/UXコンテストでファイナリストに選出
- 研究発表イベントに学生代表として参加
- ブロックチェーン関連のハッカソンに出場
<コメント>
現在は、学校の授業だけでなく、オンライン講座やコンテストへの参加、個人での開発などを通じて、ITスキルを高めることに力を入れています。特に、AIを活用したシステム開発や、実社会の課題を解決する方法に関心があり、学んだことは卒業制作にも活かしています。
一方で、学業と仕事、卒業制作を両立するための時間管理には苦労しています。締め切りが重なる時期は特に大変ですが、システム開発でも試行錯誤を重ねながら、一つずつ課題を乗り越えています。
こうした経験を通じて、問題解決力や時間管理の力、チームで取り組む力も少しずつ身についてきました。大変なこともありますが、それぞれを成長の機会と捉え、将来のインターンシップやIT業界でのキャリアにつなげていきたいと思っています。
※1 Dean's List:大学などで、特に優秀な成績を修めた学生を選出する成績優秀者制度
※2 TOPCIT(Test of Practical Competency in IT):IT分野における実践的な能力や問題解決力を評価する試験

ダイアナさん【大学3年生】
ダイアナさん【大学3年生】
- 2025-2026年度 第2学期に、Dean's List上位3位に選出
- 2026-2027年度 第1学期の授業料全額免除を獲得
<コメント>
スパイスファクトリーの奨学金を通じて支えていただいていることに、心から感謝しています。
現在は、2つのプロジェクトでプロジェクトマネージャーと開発者を兼任しており、自分の担当業務を進めながら、それぞれのチームをまとめる難しさも感じています。プレッシャーを感じることもありますが、将来IT業界で必要となるスキルや考え方を身につける貴重な経験になっています。
プロジェクトのうちの1つではAIを扱っており、モデルの学習方法を身につけるのは簡単ではありませんが、その分とてもやりがいを感じています。また、地域規模のCTF(※3)形式のサイバーセキュリティ大会にも参加しました。優勝には届きませんでしたが、物事をさまざまな角度から考え、本質を見極めることの大切さを学びました。
こうした経験を通じて、成長するためには困難から逃げずに向き合うことが大切だと実感しています。私のような学生の可能性を信じ、支えてくださり本当にありがとうございます。
※3 CTF(Capture The Flag):サイバーセキュリティの知識や技術を使って課題を解き、得点を競う競技形式

ジョシュアさん【大学4年生】
ジョシュアさん【大学4年生】
- 東京大学の学生とともにCALL(※4)に取り組み、修了
- ISCOLab(※5)でインターンシップを経験
- AR対応スマートグラス「Rokidグラス」を活用した卒業研究アプリを発表
<コメント>
現在は、卒業論文に向けた研究計画書の作成を進めています。私はイマーシブ技術(没入型技術)に関心があり、害虫防除に関する文献を調べています。特に、フィリピンの主要作物であるサトウキビに被害を与えている新種の害虫について研究を深めています。
今後は、害虫防除について学ぶための啓発やバーチャル研修に活用できるシミュレーションの制作を検討しています。クリスマス休暇中には、チュラーロンコーン大学の研究室でこのテーマに取り組む機会もいただきました。過去のインターンシップでは、同研究室のメンバーとデジタルツイン(※6)向けのミニゲームを共同開発した経験があります。
また、今学期はAI関連の授業も履修しています。新しい知識やスキルを身につけることで、自分の専門分野の幅を広げるとともに、今後のイマーシブ技術を活用した研究にもつなげていきたいと考えています。
※4 CALL(Computer-Assisted Language Learning):コンピューターやデジタル技術を活用して、外国語の学習や教育を行う手法
※5 ISCOLab(Immersive Science Communication Open Laboratory):イマーシブ技術を活用した研究・開発を行うラボ
※6 デジタルツイン:現実世界の環境や設備などをデジタル空間上に再現し、シミュレーションや分析に活用する技術

エルヴィスさん【大学3年生】
エルヴィスさん【大学3年生】
<コメント>
現在は、コンピューター工学の学業に力を入れながら、専門分野への理解を深めています。特に苦手な科目は一つひとつ理解できるよう努め、課題やプロジェクトにも責任を持って取り組みながら、プログラミングをはじめとする技術的なスキルも伸ばしています。将来は、一人前のエンジニアとして活躍することが目標です。
現在の課題の一つは、ソフトウェアとハードウェアの両方を扱える力を身につけることです。ハードウェアを動かすためのプログラミングだけでなく、それぞれの部品がどのような役割を持ち、どのようにつながって動いているのかを理解する必要があり、難しさを感じています。
また、複数のプロジェクトを並行して進めたり、難しい科目に取り組んだりする大変さもあります。それでも、友人たちと相談しながら一歩ずつ取り組み、失敗したときもそこから学ぶことを大切にしています。
<2026年6月に大学を卒業した制度初の支援学生 プリンセスさんの動画メッセージ>
https://www.youtube.com/watch?v=kyIgUqqOd3c
フィリピン統計局(PSA)が2026年8月に発表した「2025年公式貧困統計(※1)」によると、フィリピンにおける
2025年の貧困率は、人口ベースで9.7%(約1,108万人)、世帯ベースで6.4%(約190万世帯)とされています。2023年から2025年にかけて、全18地域で世帯ベースの貧困率が統計的に有意に低下するなど改善がみられる一方、
2025年時点でも約1,108万人が、最低限必要な食料・非食料ニーズを満たすために必要な所得水準に達していません。
教育面では、UNICEF Philippines(※2)によると、2022年時点で10~19歳の7%、150万人以上が学校に通っていないとされています。また、
2026年に全国のGrade 11(高校相当)約140万人を対象に試行された学力評価では、自力で文章を読み理解できる「Independent reader」の水準に達した割合は12.58%にとどまりました。(※3)
さらに、自然災害や気候変動も子どもたちの学校教育の継続に影響を及ぼしています。UNICEFとフィリピン環境天然資源省(DENR)の共同調査によると、2023~2024学年度には、気候関連災害の影響により32日間程度、年間授業日数の約18%に相当する授業機会が失われました。(※4)
こうした状況を踏まえ、当社は、経済的な事情や生活環境によって若者の学びや将来の選択肢が狭められることのないよう、教育を通じて自らの未来を切り拓く機会を支える奨学金制度を継続しています。
※1)
PSA:Philippine Statistics Authority「Poverty Incidence in All Regions Declined Between 2023 and 2025」
※2)
UNICEF Philippines「Education」
※3)
EDCOM 2「Improvements seen, but half of learners still below grade level in literacy」
※4)
UNICEF Philippines / Department of Environment and Natural Resources(DENR)「Climate Landscape Analysis for Children in the Philippines」
関連情報:
フィリピン地震被災地支援のため現地大学へ寄付。奨学生を通じた国際協力
当社の就学・生活サポート奨学金制度「Spice Factory EDGE Scholarship」は、フィリピンの子どもたちが学業を続け、生活基盤を築くための第一歩です。しかし、貧困の連鎖という構造的課題を根本から変えていくには、当社だけの取り組みでは叶いません。
より大きな社会的インパクトの創出に向け、本趣旨にご賛同いただける企業の皆さまと共に歩んでいきたいと考えています。
ご関心をお持ちの企業様は、ぜひ一度お話の機会を頂戴できれば幸いです。
詳細は下記アドレスまでお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先:pr@spice-factory.co.jp

スパイスファクトリー株式会社
スパイスファクトリーは、AI・デザイン・事業開発・PRを統合し、企業や行政機関の変革を支える「360° Intelligence Firm」です。
教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンターテインメントなど幅広い領域で、アジャイルと人間中心設計を基盤に、構想から実装・運用、組織への定着まで伴走してきました。
AI Enablement、Design Enablement、New Value Incubation、Public Relationsの4領域を横断し、分断されがちな経営、現場、テクノロジー、デザイン、社会との関係をつなぎます。目指すのは、納品して終わる支援ではなく、組織が自ら考え、変化し続けるための知的基盤を共につくることです。
Missionは「革新の触媒」、Purposeは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする」。
社会的価値と経済的価値が次の挑戦につながる「希望の循環」を目指します。
会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Inc.)
代表:代表取締役社長 高木 広之介
設立:2016年3月
資本金:307,008,000円(資本準備金を含む)
事業内容:360° Intelligence Firm
東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
関西拠点:大阪府大阪市中央区本町一丁目6番17号 THE VILLAGE OSAKA 10階
福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
公式Webサイト:
https://spice-factory.co.jp
公式Opinion:
https://spice-factory.co.jp/opinion/
LinkedIn:
https://www.linkedin.com/company/spice-factory