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練馬ゆかりの名作映画会、開催へ-「美しい女優たちの競演」テーマに

佐久間良子さん主演「五番町夕霧楼(1963年・東映)

佐久間良子さん主演「五番町夕霧楼(1963年・東映)

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練馬文化センター(練馬区練馬1)小ホールで1月12日、「練馬ゆかりの名作映画会」が開かれる。

岩下志麻さん主演「五瓣の椿」(1964年・松竹)

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 練馬区文化振興協会と日本大学芸術学部の連携事業として開催する同イベント。練馬にゆかりのある人の作品や出演作などを上映するもので、4回目を迎える。今回は「美しい女優たちの競演」をテーマに60年代の名画2本を上映するほか、昨年の同映画学科卒業制作作品2本も併映する。

 1本目は練馬区桜台出身の佐久間良子さんが主演の「五番町夕霧楼(ゆうぎりろう)」(1963年・東映)。金閣寺放火事件を題材にした水上勉の同名小説を田坂具隆監督が映画化した作品で、京都の五番町遊郭を舞台に、丹後から来た貧しい娘とその幼なじみである学生僧との悲恋を描く。薄幸の女性を演じた佐久間さん初期の代表作。出演の木暮実千代さん、脚本の鈴木尚之さんは日芸出身。

 2本目は同区近隣の吉祥寺で育った岩下志麻さんが主演の「五瓣(ごべん)の椿」(1964年・松竹)。山本周五郎の同名小説を「砂の器」の野村芳太郎監督が映画化した。最愛の父を失い、自らの出生の秘密を知らされた娘が父の恨みを晴らすため復讐(ふくしゅう)に身を投じていくストーリー。出演の西村晃さんは日芸出身、撮影の川又昴さんは日芸講師を務めた。

 同映画学科卒業制作作品として、「母が帰ってくる」(監督=田中有沙さん、撮影=土屋瞳子さん、録音=北川千尋さん)、「きっと、僕たちは」(監督・撮影=持田彰子さん、録音=中島久美子さん)を上映。

 上映時間は同映画学科卒業制作作品=11時~、「五番町夕霧楼」=13時~、「五瓣の椿」=15時40分~。入場料は900円(1日通し券)。全席自由。チケットは同施設窓口などで購入できる。

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