練馬区が区公式フェイスブックページを立ち上げて1カ月がたった。

　練馬の魅力情報を発信していくことを目的に10月1日に開設した同ページ。 区報などの通常の区のメディアでは伝えきれない情報、イベント情報、街の話題などさまざまな練馬の魅力を積極に発信している。災害時には災害情報も発信する。

　開設から1カ月がたち、700を超える「いいね」が押されている。平日はほぼ毎日更新されており、各投稿にも「いいね」が押されるなど、閲覧者の反応も上々。「自治体のフェイスブックページとしては、良い数字だと考えている。ただ、うかうかしていると『いいね』数も伸びない、もしくは減ってしまう。『いいね』が多くあった投稿やコメントを頂いた投稿など現状分析を行い今後の展開を考えたい」と広聴広報課の関口課長。

　更新は広聴広報課職員8人が担当。所属する係別に、「チーム広報」「チーム報道」「チームプロモ」「チーム庶務」の4つに分け、担当者はチーム名とイニシャルを名乗り投稿している。投稿は作られたテキストではなく、それぞれが撮影した写真や動画を自然なコメントのまま投稿しているのが特徴。「見ている方に各担当者の個性や色が伝わることでより親近感を感じられるフェイスブックページになるのでは」と説明する。

　「投稿に工夫し、見てくれる方の心に響く投稿を目指したいが、行政が行うフェイスブックなので、どこまで超えられるかが課題。単にお知らせだけを発信するだけでは、ツイッターやホームページと変わらないので、別の切り口として投稿していきたい」とも。

　区のフェイスブックの活用については、東日本大震災をきっかけに災害時の情報発信や区の魅力発信などを目的に昨年度から検討を進めていた。本年度に入ってから区はシティプロモーションに力を入れ、「ねりまプロモーション係」を設立。広報戦略の一環でソーシャルメディアを活用することとし、10月にフェイスブックページ開設に至った。