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練馬区立美術館で小林清親展 「最後の浮世絵師」と称された作品を展示

小林清親「猫と提灯」 大々判錦絵 1877(明治10)年 千葉市美術館蔵

小林清親「猫と提灯」 大々判錦絵 1877(明治10)年 千葉市美術館蔵

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 練馬区立美術館(練馬区貫井1、TEL 03-3577-1821)で現在、小林清親(きよちか)展「文明開化の光と影をみつめて」が開かれている。

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 明治時代に活躍し「最後の浮世絵師」とも称される小林清親(1847~1915年)の没後100年を記念展して開催する同展。

 幕府の下級役人の子として生まれた清親は幕臣として伏見の戦いにも参戦。江戸幕府の終わりを体験する。1876(明治9)年、清親は江戸からの変貌を遂げた東京の風景を、銅版画や水彩画を意識し、光と影の表現を駆使した新しい感覚の木版画「光線画」を生み出し人気を博した。

 同展では、版画、肉筆画、スケッチや20数年ぶりに公開される写生帖(しゃせいじょう)、新発見の資料など約280点を展示するほか、小林清親像と江戸・東京の姿を検証する内容となっている。

 開館時間は10時~18時。月曜休館(ゴールデンウイーク期間中は5月4 日・5 日・6 日開館、7 日休館)。入館料は500円(中学生以下、75歳以上は無料)。5月17日まで。

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